ぼくの仕事は防水工事の中に属される『シーリング』と呼ばれる専門工事だ。
建物(マンション・テナントビルなど)の外壁目地や窓枠の周り、ドア周り、屋内のキッチンや洗面台の壁との隙間にシーリング剤(コーキング剤)を注入(シール)してヘラ仕上げで施工する、いわゆる建物の漏水を防いだり美観に関する仕上げ職のことだ。
シーリング工事の職人なので現場では『シール屋さん』または『シーリング屋さん』などと呼ばれている。
住居は東京23区とはいえ仕事の範囲は東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県となり、平均3現場ほどを請け負い年間だいたい15現場ほどを回している。
一昨年の年末から去年の頭にかけて茨城県の現場を請け負うことになったわけだが、一年点検(メンテナンス)ということで再び仕事をしに行くことになった。
今までは高速を使って車で通っていたのだけれど、ものは試しと我が愛車『ハンターカブ』に材料を積み込み行ってみることにした。
シーリング屋さんがお仕事をしに、ほぼツーリングしてきた

東京〜茨城県笠間市までは我が家から距離にして約100km弱。
朝の5時〜6時台でも下道だとだいたい3時間程度かかる予定。
雨予報のところ朝は曇り、なんとか到着まで持ち堪えてくれ!と祈りながら5時過ぎに出発。
片道100kmをハンカブで走るのは初めてのことなので少々不安はあるものの、滅多にないチャンスだし楽しみながら向かうことにした。
国道6号線(下り)はトラックだらけ
環七から国道6号線に入り、ひたすら北上して茨城を目指す。
下りなので道は空いているものの、時間帯が早朝のために道路は長距離トラックがビュンビュン我が物顔で飛ばしている。
ぼくのハンカブには荷物や材料を載せているし、そもそも飛ばして向かうほど時間に余裕がないわけではないので、のんびりトコトコひた走る。
雨雲に追いつかれる
茨城県牛久市を過ぎたあたりから空は一段と暗くなってきて、ついには雨が降りはじめた。。
小雨とはいえバイクなので全身びちゃびちゃ。
途中のコンビニに寄って、急いでカッパを装備することにした。
きっかり3時間で茨城県笠間市現着

大雨には当たらなかったけれど、濡れオジサンのままなんとか笠間市の現場に到着。
午前8時半、ちょうど監督や職人たちがパーキングに停めた車からぞろぞろ出てくるところで結局ギリギリの現着となった。
作業内容はひび割れの補修工事
現場は一年前に完成したでっかい倉庫で、半年前の点検時にもメンテナンスで訪れている。
倉庫の中は従業員用通路が網の目のように通っていて、まるでちょっとしたダンジョンのようである。
インディーズゲームの『◯番線』を彷彿とさせる。

今回のメンテナンスは、壁面下部分のコンクリート壁に入ったヒビ(クラック)をシールで是正する補修作業となる。

事前に別業者がベビーサンダーでクラックに沿って1cmほどの窪みを掘り、マスキングテープを貼ってシールを充填→ヘラ仕上げとなる。
このようなクラックの入った箇所を約30箇所ほど施工した。
一年でこれほどの量のクラックが入るというのは何かしらの問題があったんだろうと感じるほどだが、その原因には関与しない。
ただ、最近地震が多いことも関係しているのかもしれない。
記念撮影して土砂降りの中ハンカブ爆走
もっと早く終わるかと思ったが、なんやかんや14時過ぎまでかかってしまった。
18時に東京の歯医者を予約しているので、少しペースを上げて走らないと間に合わない気がした。
でもこのような地域にカブで来る機会はあまりないので、帰り際に見つけた畑?で記念撮影。



めっちゃエモい写真撮れて大満足だ。
よきよき。
結局帰りは3時間半かかり、途中の国道6号線(上り)柏付近からはどしゃ降りとともに足立区までランデブーすることとなった。
全身びちゃ男のまま歯医者の屋根付き駐輪場に滑り込み、担当の先生にタオルの心配までされながら歯の治療をしてもらった。
さいごに
今回は往復200kmというハンカブ納車以来はじめての長距離を仕事の為に経験した。
本来ならプライベートのツーリングで経験してみたいところだが、今回のような『仕事』という目的があって半強制的でなければ、往復200kmの道のりはぼくにはまだハードルが高い。
ただ、仕事だからある程度のタイムリミットもあってほとんど寄り道はできなかったけれど、それでも達成感は半端ない。
遊びであればもっと充実したのだろうが、プレツーリング的に距離感や体調の具合を体験できたのはとても大きな収穫だし自信にも繋がったとも言える。
つまりなにが言いたいのかというと、『シーリング屋がほぼツーリングしてきたら想定の範囲を超えてめっちゃ楽しかった!』ってことである。
これからバイクシーズン到来だから、今夏はマジでソロツーリングに出かけたい!!!
おわり。
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