今年の4月から高校2年生となった次男は、1年生の終わり頃から自信がないながらも軽音部で部長を務めている。
本人曰く、一学年上の先輩は部には居ないし同じ歳の部員もあまりやる気がないやつばかりだからというが、ぼくは知っている、次男は人一倍責任感が強くて他者との絆をとても大事にしているということを。
そのこともあって去年までいた顧問の先生に部を託されたと思うのだけど、あまり多くは語らない次男から部の現状を聞いてみると、必要以上の責任を押し付けられて相当まいってしまったようにぼくは感じる。
部内で複数のバンド活動、個人に与えられた曲作りの課題、部の活動や部員のまとめ役。
彼自身も楽器(ベース)の向上に時間を充てたいだろうに、部長の仕事もこなさなければならないわけで。
追い討ちをかけるように今年赴任した顧問の先生は、バンドや音楽活動未経験だという。
「いっそ辞めちゃおうかな」
次男がポツリと呟いた。
バンド仲間との関係は良好らしいし、演奏も楽しいという彼からそういうセリフが出てくるなんて切なすぎる。
家族の中ではテンション高めでセンスのいいお笑いの技術がある彼が、去年後半あたりから部活への不満を漏らすようになったのもそういうことが積み重なっていったからなのだった。
音楽は彼にとってなくてはならないアイデンティティだからこそ潰れないでほしい。
部活を辞める前にまず部長を降りたらどうか?と伝えてみると「うーん、他にやる気あるやついないから、、」と、自分を枷にはめてしまっているような状態だ。
今回の問題は彼にとったら重大で、もちろんぼくらにとっても考えなくちゃならないことで。
しばらくは次男自身の気持ちを優先して見守ることにしようと思うが、あまりにもしんどそうならまた学校へ出向いて話し合わなくちゃなって思う。
思い返せば長男も同じような状態に陥ってしまって、学校と話し合いをしたことがある。(ちなみに兄弟2人とも同じ高校)
学校に問題があると決めつけるつもりはないけれど、まずは顧問のこととか部内のあれこれすべてを息子1人に背負わせないでほしい。
家庭内では家族がフォローするから、目に見えない校内のことはそっちでフォローしてあげてほしい。
それすらしてもらえないのであれば、またバトルするしかねーけども。
ちなみに末娘(中3)も新学期が始まりクラス替えがあったのだが、開口一番「一番最悪」とのことだった。
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