耳を疑うような指示を受けて俺氏かなり久々にマジ切れ

耳を疑うような指示を受けて俺氏かなり久々にマジ切れ↑バトった後の俺氏

僕の仕事に対するスタンスは、立派な信念とガンコなこだわりをもってやっているわけでもなく、少しだけ自己満足な仕上がりと、普通にお客さんが満足してくれて納得できるレベルを提供しているだけなのです。

それと現場職はわりと荒ぶった人が多いので、余計に穏やかに礼儀をもって監督さんや職人と「それなりに」付き合っているつもりだけれど、時には譲れない事態になることが稀にあります。

今日がまさにその稀な時で、かなり久々に現場でブチ切れました。

現場はいろんな業者と絡み合いながら仕事が進んでいきます。僕の仕事も下地業者から仕上げ業者まで満遍なく絡んでいたりするので、前業者がポンコツだとこちらにしわ寄せがきたりするのね。

あと打ち合わせなどでも大人しくし過ぎていると、勝手な工程が組まれ泣きを見るのは目に見えているので、そういう時は穏やかにしつつ、そして他業者のことを考えつつも自分の意見をある程度押し通すことにしています。

もちろん矛盾があってはダメだから根拠を示しつつネゴシエーションするのです。

耳を疑う指示に言葉を失う

職人は基本的に打ち合わせに基づき監督さん(現場代理人)の指示で作業を進めるのですが、打ち合わせにない指示が下りてくることもあります。

まあ現場ではよくある話で、そこら辺を臨機応変に対応するのが職人てもんじゃないですか。なので、なんやかんや文句を言いつつもなんとかしちゃいます。

これらは現場職に限らず、どこの業界でもあるあるネタでしょうけどね。

それでも、本当に滅多にない「ありえへん指示」を受けることもあるわけです。

いや、今回の件は「あんたがそれを言ったらおしまいだろw」っていうレベルだったので、10年に一度あるかないかぐらいの大きな衝撃でした。

まさに耳を疑う指示に言葉を失いました。そして脱力。

そのあと、なんとも言えない気持ちとともに怒りがこみ上げてくるのは当然のことだろうと思います。

上の上がしゃしゃり出てくる始末。発した言葉にガチ切れた

先日出戻りを喰らった件がすべての発端になります。

参考▷ガテン系にかぎらず、信念曲げてまでやる仕事を『ホンモノ』といえるのかね? | ひろまっぷ

この時僕は「先々芳しくないことになるので、いまはこういう処理をしたほうがいい。それまでは手をつけません」とハッキリ言って対処してもらうことにしました。

現場で工程や予算の全権限を持つ作業所長は「わかりました」といってくれました。

そしてある程度期間を空けて本日来てみて確認したところ、想像していた対処法ではなかったんです。まあ他にも作業できる部位があったので、じゃあ次はちゃんとしてくださいよと軽くジャブを打ちました。

ゴールデンウイーク明けにはしっかりとした下地になってるよなってこっちも考えるじゃないですか。それを見越して他の現場の作業時期とか予定立てるわけじゃないですか。

連休っていうのは現場が忙しい時期にはとても厄介なやつです。その間仕事ができないのに休み明けには違う業者が来てしまったりするので、その業者のために連休前に僕らはしっかりと下地作業を終えていなければならないのですから。

話が逸れましたが、とにかく前回とあまり状態が変わってなかったので次回に持ち越すことに決めました。

…ところがです。

どこの現場から来たのか分かりませんが、所長補佐って肩書きのすでに定年した天下り監督が、僕の指摘した箇所を見回っているではありませんか!

(ちなみに所長補佐ではあるものの、若い所長を差し置いて全権を握っているちょっとクセのあるオヤジです。)

わざわざ見に来て処理方法を議論するのかな?って思いました。だって所長より権限ある人だから。

そして開口一番。

「うん、大丈夫だ。このままいこう!」

これが耳を疑い言葉を失った瞬間です。

もうここからは専門用語で書いていきますけど、要するにサッシ交換のために既存のサッシを撤去する際、塗装面にカッター(切り込み)を入れなかった状態で無理やり剥がしたばかりに抱き周りの塗装が見るも無惨な状態になったんです。

耳を疑うような指示を受けて俺氏かなり久々にマジ切れ

僕の仕事は新しいサッシ周りにシーリングを打設して漏水を防ぐという作業なんですけど、それ以外にも個人的に美観を損なわない仕上げ(ここ重要)にしたかったんです。

耳を疑うような指示を受けて俺氏かなり久々にマジ切れ

写真のようにマスキングをしたところで下地がめちゃくちゃなので、このまま仕上げると仕上がりもデコボコになり手直しになる可能性もありますし、何よりお客さんが気の毒です。

僕はそれなりに配慮したつもりです。

下地がちゃんとしてればその分手間はかかりませんけれど、そんなことより僕が気になるのはやはり「お客さん」です。

お客さんにしてみたら改修工事とはいえサッシを新品に交換したり綺麗な塗装で新しい建物に生まれ変わるわけで、いわば新築と同じなんですよ。そしてそれなりにお金もかかっているし、お客さんの期待だってある。

僕はほんのちっぽけなプライドでもって少しでもお客さんの期待に応えたいって考えてるんです。例え直接顔を合わすことはなくとも「職人として」そうしたかったんです。

そして追い討ちをかけるように所長補佐が言い放った言葉で、僕はついに着火してしまったわけです。

「どうせ改修なんだからさ、新築みたいにこだわらなくてもいいよ。誰も見ないし。」

ポカーン( ゚□ ゚)

その後、

「ふざけんじゃねーよ!それ、お客さんの前で言えんのかよ!」

ってつい口から出ちゃいました。

僕は新築だろうが改修だろうが、スーパーゼネコンの仕事だろうがハウスメーカーの仕事だろうが仕事の質を変えるようなことはしません。むしろ手を抜くのって逆に手間がかかることで、どんな場面でも同じ手順でやったほうが効率がいいんですよ。

それなのに、こともあろうか現場のトップがそう言ったんですよ。僕からすると元請けってお客さんだけど、もうね、そんなの考えてる余裕なんてないですわ。

このまま手をつけたら確実に美観を損なうことは明らかなので、そのあとはできるだけ大人の対応したつもりですけどまったく耳にはいってないようでした。

「そんなの最終的にペンキ屋さんに面倒見てもらうから、お宅はこのままやっちゃっていいよ」って。

いやいやいやいやwwwwwww

「いいよ。」

じゃねーよwwwwww

結局さ、この人指示だけ出してすべての後始末を僕ら下請けに任せちまおうって腹なんですよ。で、僕はといえば「責任は取りませんから」ってだけ言ったものの腹の虫がおさまるわけないからアポなしでうちの大番頭を現場に呼びつけました。

最終的に予算がどーのこーの言い出して、こうなってくるともう何も言えんです。(見積もりが甘かったおめーらが悪いんだろーが)

その後どうなったか

所長補佐はああ言ってるものの、当の所長と次席は今のままじゃよくないって思ってるみたいでした。

でも実際に権限をもっているオヤジがああ言ってきかない以上、どうすることもできないっぽい。

「所長、本当にいいんすか?本当は所長も気になってるんですよね?」って聞いても口を濁すだけ。

つーかさ、あの補佐がどんだけ実績のあるベテランか知らんけど言ってることめちゃくちゃなわけで、実際ただの「補佐」なんだから所長の一存で決めてくれって言っても泣きそうな顔になってたからそれ以上追求するのやめにしました。

それに、一度は決まった感じではあったもののうちの大番頭がうまく話してくれたみたいで、とりあえず『保留』ということになりました。(これで何度目だろう…)

やっぱり予算の話が出てきちゃうと職人の手に負えるものではないですし、向こうも引っ込みつかなくなっちゃったのかなって。

それで所長補佐がお客さんを軽んじてるのがやけに気になったし、めちゃくちゃ強気なのも変だなーと思ったので確かめてみました。

どうやら現場のお施主さんて、所長補佐の親類っぽいんですよね。それでちょっと納得しちゃいました。そういうことかと。

さいごに

20141027125548-1

まあでもあれですね。

今回にかぎらず、下っ端のペーペーの声ってのは上まで届かねーのかなーって思っちゃいました。

ドラマとかでよくある、不正のない組織にするには上にいかなくちゃならん!みたいなね。

昔のように誰かの上になるつもりはないですがこれだけは言えます。

自分に嘘はつけねぇなって。

やっぱ職人だもの。

※勢いだけで書きました。誤字脱字、不適切な表現ご容赦ください。

ずっともやもやしてたんですが書いたらスッキリしましたw

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