『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと – 四角大輔著』を40代半ばの僕が読んだ感想

10代20代は未来のことなど1ミリも考えず、欲望がおもむくままに好き放題やってきた。30代になってやっと現実を見るようになり『仕事』に対するモチベーションがぐんと上がった。そして家族も増えた。

40代。

ずっと直視できなかった過去を振り返り、未来へ繋ぐための『現在の行動を再構築する機会』を、たくさんの人たちと出会うことによって取り組めるようになってきた。

つまり『人生』という名の壮大な自分物語を、マクロな視点で軌道修正していくことで後悔のない終わり方ができるのではないかと思い至った。

僕にとって『勝手にメンター』と呼ばれる人との出会い、切磋琢磨できるかけがえのない仲間との出会い、そして、ビジネス書との出会いによってその後のライフデザインに意識が向くようになっていった。

去年かけがえのない仲間から一冊のビジネス書を勧められた。ビジネス書の恩恵には大変お世話になっているものの、遅読の僕の部屋はいつだって山のような未読の本が積み上がっている。

手渡された本は、ニュージーランドと日本のデュアルライフを送り、過去には音楽業界最大手エイベックスに在籍中数多くの有名アーティストをプロデュースしていた四角大輔氏が書かれた本だ。

タイトルは『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』とある。

著書は多くの若者の反響を呼び、書店やネットでも目についていたが『20代で捨てるべき』とあるタイトルに違和感を持ち、一度も手に取ることはなかった。「もう40代の俺には遅いだろう」と勝手に決め付けていたのだ。

おそらく勧められなければ一生読むことはなかったはずだ。

そして数ヶ月が経ち、改めてページをめくりながら「これって、40代半ばの俺でも遅くないじゃん」という思いが芽生えてきた。

たぶん多くのビジネス書(自己啓発書)でも言われているような普遍的な内容のものだと感じる。ただ、何度かリアルにお会いすることがあった「四角大輔」の言葉には重みがあった。

何を残すかで人生が決まる

僕なりに受け止めた本の内容を一言でいうと、自由な人生をデザインするためには『捨てるべきモノ』を明確にし、本当に『必要なモノだけ』を残すことが大切と感じる。

いかに毎日をノイズだらけで過ごしていたのか。

無駄なことに時間を割き、大切にしていかなければならないことをどれほどおざなりにしていたのか。

本の帯に書かれている何を残すかで人生が決まるというフレーズは、40代半ばの僕でも「これから残すべきことをしっかり見据えてみるのも決して遅くはない」と思わせてくれた。

心に響いた『捨てるべきこと』

「50の捨てるべきこと」はいまの僕にとってすべてが目から鱗な内容だったが、特に刺さったものを挙げてみようと思う。

今使わないモノを捨てる

いわゆる『断捨離』だ。

心をかき乱すモノがひとつもない、快適でシンプルな空間を手に入れるために墓場まで持っていきたいものかを自問自答しながら仕分けしていく。

衝動買いを捨てる

そのアイテムは自分にとって投資なのか浪費なのかを質問し、金額以上の価値があれば投資、出すお金と同じかそれ以下なら浪費と判断する。

どうしても欲しいと思えてもまずはその気持ちを持って帰り、一晩寝てもまだ持続しているなら手にしてみるのもいいだろう。間違っても「外からの刺激」で自分の基準をゆるめてはならない。

“生活レベルの向上”という発想を捨てる

いまの時代、固定収入に固執するのは危険だ。いつ勤めている会社がなくなるかもわからないし、自分の収入だって死ぬまで約束されているものじゃない。

「収入に見合った生活レベル」ではなく「必要最小限のミニマムライフ」を実践する。

マルチタスク思考を捨てる

複雑に絡み合ったことを器用にこなすスーパーマンはどの業界でも存在する。

その人をよく観察してみると、実は一度にいろんなことをしているわけではなくいまやるべきことを洗い出し一点集中しているだけなのだそうだ。ただ単にやるべきことを順番にこなしているだけなのだ。

TODOを捨てる

「やるべきこと」と「やりたいこと」の区別をつける。やるべきことは自分の外側で勝手に増えていき、やりたいことは自分の内側から生み出すしかない。

自分が本当にやりたいことはとても小さな声なので、注意深くしていないと聞き逃してしまうかもしれない。

古い地図を捨てる

誰かが作った常識よりも、自分の心に湧いてくるインスピレーションを信じる。

言葉にはできなくても「なんかそう感じる」ぐらいのものでも、自分を信じてあげる。感じることが大切だ。

“質の悪い眠り”を捨てる

人生で最も大切な『睡眠』で質のいい眠りを高めるために、空腹の状態で眠りにつくのがいいとされる。空腹のほうが眠りは深くなり爽快な朝を迎えることができる。

眠れなくても目を閉じるだけで、睡眠時の60%ぐらいの効果があるらしい。

ワンパターンな日常を捨てる

いつもと違う道をいく。
いつもと違う電車にのる。

いつもと違う景色を見て、いつもと違う駅で降りる。

ほんのちょっと生活パターンを変えるだけでも、自分でデザインすることに意味がある。

言葉の汚れを捨てる

頭の中に嫌な言葉があるだけで、せっかくの楽しい一日が台無しになる。

攻撃的な言葉は自分の中に染み込んでいき、ますます乱暴な雰囲気を作り出していく。

イライラは「自分が、自分が」という思考が作り出していくものだから、雑念を捨てただ歩いてみるだけで素朴でシンプルな思考になる瞬間がくるらしい。

雑音を捨てる

いわゆる『瞑想』によって自分の心を観察する。

心身の静寂を取り戻すために。

“なじみ”を捨てる

『今』に集中し人生を心から楽しんでいる人は、どのグループに属さなくてもよくなっていく。

今、情熱を持って取り組んでいることについて話せる人と、そうじゃない人に分かれたタイミングが『なじみ』を捨てる瞬間だ。

「みんな平等」の精神を捨てる

この先の人生をもっと自由でシンプルに生きていくためには誰を大切にするべきか。それは、自分のためにリスクを引き受けてくれた人=『恩人』だ。

時間、お金、パワーを惜しげもなく与えてくれた恩人に対しては、時間をかけてでも、時間、お金、パワーをその人のために注ぐべき。恩人は特別扱いすべき人だ。

ちっぽけな反骨心を捨てる

常識に縛られるべきではないが、マナーや作法には普遍的な「相手の立場に立って思いやりある振る舞いをすること」にある。

マナーという『型』にはまっていれば相手に不快な思いをさせずに済むし、無礼をはたらくこともない。よっぽど気が楽だ。

ライバル心を捨てる

『隣の芝生は青い』という概念から脱却すべき。

人は人、自分は自分なのだ。自分のスタイルだけを追求すればいい。たとえ人からどう思われようとも。

照れを捨てる

自分の欲求を惜しげもなく出す。

どんな時でも自分が大好きなことを声を大きくして言い続ける。そうすることで自分にとって気持ちのいいスパイラルが生まれる。

類は友を呼ぶとはよくいったものだ。

“逃げない覚悟”を捨てる

「自分にはここしかない」と考えていると思考の幅が狭められ、大胆な発想に結びつくことはない。逆に『他に道がある』という考え方なら伸び伸びと生きていくことができる。

はじめからポジティブな逃げ道を作っておけば、怖いものはなにもない。

あきらめを捨てる

やりたいと思ったことはすぐにはじめてみる。その時思考に頼ってはいけない。思うがままの行動でいい。

そうして「あきらめる=忘れる」という恐るべき罠にはまらないためにも、常に身の回りは「夢へつながるアイテム」や「すぐにメモができる状態」にしておくべきだ。情熱の灯火を消さないためにも。

成功例を捨てる

うまくいったことは捨てる。

その成功は特別なものと割り切り、つねに平常心で謙虚に挑む。

いつもゼロの状態で物事に当たればいつだってクリアで新鮮な気持ちになれる。

まとめ

全50項目からなる『捨てるべきこと』が5つのチャプターで構成され、1項目が2ページ程度に収まっているので非常に読みやすい。

四角さんが経験してきた具体例を題材にしているから、イメージしやすいのも読みやすさを助けてるんだろう。

どちらにしても20代だけが読むべきものではなく、年齢や状況問わず誰にだって心に刺さるものがあるはずだ。

『捨てるべきこと』を実践してきた結果いまがある。

四角さんのようなライフスタイルをしてみたい人には必読の書だろう。

さいごに

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本の内容もさることながら、文章の表現力は目を見張るものがある。僕なんかがいうことではないけれど、読めば読むほど文章に引き込まれていく自分がいる。

そんな、読んでて気持ちのいいビジネス書なのです。

それが40代半ばとなった僕の感想。

とても同い年とは思えない四角大輔さんは、とにかくカッコイイ考え方と行動力、そしてつい羨ましく思ってしまうクールなライフスタイルを送っているんだよ。

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