澄み渡る夜空には雲隠れの月ひとつ|夜ラン2kmでフィニッシュです

朝ランも日中も走るタイミングがなくて今日のランは夜になってしまった。

夜は夜で、朝や昼間とはまた違った景色を見ることができる。

そしてさっきまでのぐずった天気とは裏腹に、夕方から夜にかけて空はすっかりと晴れ渡っていたようだ。

今日の夕焼けはきっと綺麗だったんだろうなって、SNSに流れてくる写真を見てはため息をつく。

地元の夜空はきっぱりと晴れていて、雲があるおかげでメリハリの効いた深い藍色を見せていた。

とりあえず夜も遅いし軽く走ろうと決めていた僕は、ストレッチも何もせず走り出すことになる。

何事も同じことをしなければならないことがあって、1kmだろうが10kmだろうがランニングの前にはしっかりと柔軟をしなければならない。

結局のところ、左脚の足底筋に痛みを抱えたまま2kmショートで今日のランを終えた。


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気候は涼しく過ごしやすいのだけれど、やっぱり軽くてもそれなりに走ると流れるほどの汗は出る。

日中だらりと過ごしたツケを少しでも解消できると嬉しいのだが。

それから15分ほど、今日の仕事を終えた地元周辺をのんびりと歩いた。

日曜日の20時過ぎ。新宿や渋谷といった都会では、活気に満ちたティーンたちがゲラゲラと笑いながら仲間と楽しんでいる頃だろう。

でも僕の周りには疲れた顔をしたおじさんや、犬の散歩をするご年配の婦人しか見当たらなかった。

唯一若者たちでごった返している大きなボーリング場だけが、煌々と妖しげで眩しい灯りを垂れ流している。

欲望と駆け引きと喧騒にまみれたコンクリートの塊から漏れる光なのか、はるか上空の雲に隠れた月明かりなのか分からないけれど、帰り道に見た草木には大量の光が当たっていて、夏の終わりだというのに色鮮やかな緑を発色させていた。

確かに蝉は昨日まで勢いよく鳴いていた。その夏の名残はもういない。

短い夏が終わろうとしている。

一年のうちで肌を焦がすほどの熱量と情熱に溢れた夏の季節は、実はほんの僅かでしかない。四季は均等ではないのだ。

僕が一番好きな季節は、また終わろうとしていた。


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