300kmラン達成!僕にとって夏の陽射しは、何かを期待させるに値する希望の兆し

ランナーとはいえない僕が月間300kmも走ることができたその裏には、期待と希望を彷彿とさせる何かがあったからなのだと思っている。

それでも僕が走る理由

2014年7月のランニング目標は、大きく300km走破を掲げてみた。そしてそれは達成された。

とはいっても、はじめからそんな大それた目標を決めていたわけじゃない。

7月にはいりぼちぼち梅雨も明け、目の前の公園からオーケストラ並みの蝉の声が連日聴こえてくるようになってからだったと記憶している。

その日おもむろに思い出したのは、去年と同じ月に確かに毎日10km走っていたことだ。と同時に、今年より暑かった記憶が止めどなく思い出された。

日本の四季の中で僕は夏が一番心地いい。

爽やかな春の香りも、もの憂げな秋の彩も、凛とした冬の空気も、どれもお気に入りに違いないが、ずば抜けて好きなのはやはり真夏のギラギラとした陽射しだ。

その陽射しに照らされた僕の二の腕からは、じりじりと肉の焼けた匂いが感じられそうになる。アスファルトを蹴る足元のシューズからも、同じようにゴムの焦げた匂いが上ってきそうだ。

朝日が昇りはじめる前の、まだ眠りから覚めてない街は比較的走りやすい。しかし、すっかり日が昇りきってしまうと肺には熱風が混ざり、まるで滝にでも打たれたかのように全身汗まみれになる。

ストレッチが甘かったり体調が優れない日があったりすると、途端に膝や足首が悲鳴をあげる。喉の渇きからやがては呼吸のタイミングも合わなくなってくる。

それでも僕は真夏の熱い中、顔をしかめながら走るのが好きだ。

ようするに僕は過酷な環境の中で身体に負荷をかけたついでに、前時代的な「根性」とか「気合い」とかいうものにしがみついているだけなのかもしれない。

結局のところ「自分と向き合ってみる」なんてわかった風なことを書いてはいるが、自分のことを正確に理解することなんてできやしない。

走っているときに頭に浮かぶのは、もう煙草なんて辞めようとか、家族と遊ぶ内容とか、夢についてのこととか、子どもたちとの向き合い方とか、次の信号で止まろうとか、すべてが何の脈略もなく、無駄に深夜番組のザッピングをしているかのように瞬時に流れていく。

そう、結論なんてひとつも出てきやしないし、ランニングアプリの起動を止めてシャワーで汗を流すとほとんどすべてを忘れてしまっている。唯一、嫌なことも忘れられているということは救いだ。

走ることでリセットできることが僕にとってメリットであると同時に、着替え終わって現実に戻った瞬間、辛い日常と向き合わなければならないことは何度経験しても好きにはなれない。

だけれど、それは現実に存在することであって目を背けていてはいけないこともわかっている。走ることでほんの数時間、嫌なことを忘れられる瞬間があることだけでも何かに感謝するべきだろう。

僕にとって夏の陽射しは、何かを期待させるに値する希望の兆し

冬場の寒い時期、僕は走ることに対してあまり前向きではない。それは単純に「寒いことが苦手である」と言い切ってもいいのではないかとさえ思える。他に理由も見つからない。

その反動からなのか、この暑い(熱い)時期はやけに気持ちがわくわく、そわそわしてくる。あきらかに身体が何かを求めている。

僕にも人並みには夢や希望があり、将来こうありたいとか家族とこんなライフスタイルを送りたいなんていうものを持っている。

何も考えず、ただ走ってさえいればそれらを手に入れることができるなんて思っていないけれど、身体が悲鳴を上げつつもギラギラした太陽と一緒に駆けていると何かを期待せずにはいられない。

僕が目標とした 300km走破 の裏側には、そんな期待と希望が背中合わせであったのかもしれない。

この記は僕の個人的な感想でしかない。誰もがそんな想いで走っているわけではない。

単純にレースを生業とするランナーであったり、健康やダイエットを目的とした人がこんな結果に結びつかないような想いで走っているなんてあり得ない。

結果的には300kmもの距離を走り抜け、目標を達成できたことに変わりはないけれど、僕はそこから何かを掴み取りたいだけだったのかもしれない。

不甲斐ない自分への戒めとしての部分と、その流れから自分をいじめぬき、前時代的な思考を呼び覚まし現実を変えられないかというなんとも汗くさい想いから、顔を歪ませながら最後の一歩を踏んだだけなのかもしれない。

だけれど、こうも思う。

きっと明日もじりじりと陽射しは注いでいて、僕はわけもわからずわくわくしているんじゃないかと。

ただそれだけで良いのではないかと思うわけです。

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