若干7歳の人間関係|ひろまひろく#146【2013/04/25版】

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しょんぼりした表情で長男が帰ってきた。

とても見るに耐えない顔つきだったので、仕事の手を止め彼の話しを聞くことにした。

小学校入学以来、元気のない長男を見ることが増えた。きっと慣れない世界で疲れもするんだろう。

丸一年が過ぎ、その頻度も増えてきたような気がする。

よくよく聞くと、クラスの友達同士で彼の取合いが勃発しているという。親としては「なんて人気者なんだ!」と手放しで褒めてあげたいところだが、本人にとってはとても憂鬱な悩みであるらしかった。

彼にしてみたらすごく重要な問題

「頭の中がぐちゃぐちゃになってわけが分からないんだ…」

タオルケットを頭から被り、本音を漏らしはじめた。

長男はいつも人を笑わせ、弟や妹の面倒を見るとっても優しい子。そのくせ実は一番の甘えん坊で、まだまだ親と一緒に寝てあげないとしょぼんとしてしまうような、とても気の弱い性格だ。

そんな彼が学校では人気者の部類にはいっている。

誇らしい反面彼の深刻な表情を見るに、問題はそんな簡単なものではないようだった。

概要はこうだ。

昨日遊んでいた友人Aに明日(つまり今日)も遊ぼうな!と約束される。

当日、別の友人Bに放課後学校で遊ぼう!と誘われる。

この時点でブッキングしている。本人としては、友人Aとは前日に遊んでいるし、友人Bとはとても仲が良く彼自身も慕っている。(返事はしていない)

その後、友人Cに誘われる。

返事に困っているとCは「どっちなんだよ!」と強制的に遊ぶ約束を決めてしまったようだった。

長男にしてみれば返事をしたわけではないが、その後のCの行動で気持ちががらっと変わってしまった。

友人CはBに「長男はおれたちと遊ぶと言ってるよ!」と勝手なことを言ってしまう。

結果、すっかり遊ぶ気だったBは長男に対して「嘘つき!」と罵る。

長男の中では、完全にAとは遊ぶ気がなくなりB、Cどちらと遊ぶか悩んでいるらしかった。しかし本心はAと遊びたかった。もっと突っ込んだことを聞くと本当の気持ちはみんなで遊びたかったんだということらしい。

父としてどう言ってやればいいのか悩む

まずは頭がぐちゃぐちゃになった長男に、事態を整理する提案を持ちかけた。

80点の答案用紙の裏に、鉛筆で状況を洗い出してみた。

友人A…B…C…

それぞれのセリフ、遊ぶ場所、他の友達。

状況を整理する以前に父は気づいていた。

結局長男の言動が状況を悪くしてるんじゃないのか?と。

約束をしているにもかかわらずはっきりしない態度でいるせいで、自分の首を絞めている。要するに「断る」ことができないのだ。

気が優しいからってのもあるけれど、おそらく一番気持ちを揺らしているのは「みんなと遊びたいから」に他ならない。

それは彼の日常から見ても理解ができる。長男は誰とでも分け隔てなく仲良くなれる。そのため「誰と遊ぶか」が問題ではなく、「何をして遊ぶか」が彼の中で大きいんだろうな。

だから今回はちゃんと言えなかったけれど、みんなで一緒に遊ぶことを選んだんじゃないかと思う。

ここで父が怯んでいても仕方ないので、正直な感想を言ってみた。

「誰が悪いとかじゃなくて、流されるままにいるよりも自分の意見をしっかりと言ってあげたほうが良かったと思うよ」と。

もっとも、友人AもBもCもあまり仲の良いグループではないから一緒に遊ぶ気はなかったらしかった。その三つの組織からお声がかかるなんて、パパとしては正直嬉しかったんだけどね。

人間関係の難しさは子供の世界のほうが難しいんじゃねーか?

大人よりも直接的に物事を考える子供たち。

ちょっとした誤解がやがて大きなうねりとなって攻撃してくる。

まだ「相手を想いやる心」の鍛錬をしている真っ最中の彼らにとって、目の前の現実がすべてなのだ。

すんげーめんどくさいよね。

大人の世界ならば、生きているうちに養われる「スキル」でどうとでもなる。もちろん属している「立場」で難しい部分もあるけれど、大人はいろいろな世界(ペルソナ)を持っているから、気分のコントロールはできるはずなんだよな。

子供は「ひとつの世界」しか知らない。その世界でシノギを削っているんだから大したもんだよ。

まずは頑張ってみなさい。

父さんは全力で君をバックアップする準備はできているのだから。

その後…

三つのグループと遊ぶ約束をしていたそれぞれの場所(学校、A公園、B公園)に行ってはみたものの、誰もいなかったってww

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